皆様の健やかな毎日にお役にたてるよう、季節にあわせた情報をお届けします。
キノコがおいしい季節です。栄養豊富なのに低カロリー。食欲の秋、旬の今こそ、食生活に取り入れましょう。
なんといっても食物繊維が豊富。便秘や動脈硬化の予防・改善が期待できます。日本食品成分表によると、 干しシイタケの食物繊維は大根やネギよりはるかに多いとされています。
紫外線にあたるとビタミンDに変化するエルゴステロールや、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促し、ビタミンB2は肌や髪に欠かせない美容のビタミンです。
キノコの食物繊維に含まれるβ-グルカンという成分は、免疫細胞の働きを活発にします。抗腫瘍効果、免疫のアップなどに効果があると言われています。
シイタケなど多くのキノコはグアニル酸を含んでいますが、これは、昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸と並ぶ三大旨味成分のひとつです。グアニル酸はグルタミン酸と混ざると旨味が強くなります。シイタケと昆布でだしを取ると、ますますおいしくなるのはそのためです。
油をプラスするとビタミンDの吸収が促進されます。キノコを油でいため、黒酢を回しかけて火を止めるお手軽マリネがおすすめレシピです。
紫外線にあてるとビタミンDが増え、甘みが増して違ったおいしさが楽しめます。噛みごたえがあり満足感を得やすく、パスタやお味噌汁などそのまま使え、旨味のおかげで薄味に。